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口頭

ジルコン(U-Th)/He法の年代標準試料の探求; 仁左平デイサイトにおける年代学的検討

福田 将眞; 末岡 茂; 菅野 瑞穂; Kohn, B.*; 田上 高広*

no journal, , 

ジルコン(U-Th)/He法の年代標準試料を確立する目的で、仁左平層に含まれるジルコン試料の(U-Th)/He分析を実施した。仁左平ジルコンは、既往研究により、複数の年代測定法にもかかわらず22$$sim$$21Ma程度に年代が集中していることから、年代標準試料の要件の一つである急冷試料であることが期待される。本試料に対して、東濃地科学センターとメルボルン大学の2拠点で(U-Th)/He分析を試みた。それぞれの拠点で得られた加重平均年代は、22$$sim$$21Maと有意差のある結果が得られたが、全データを合算すると整合的なデータとなった。ただし、単粒子年代のばらつきは広く、鉱物内のUやThなどのゾーニングの影響が考えられる。結論として、(U-Th)/Heの年代標準試料としての適性は低いことが示唆された。今後は、年代のばらつきに関する詳細な原因の究明や、新たな年代標準試料の候補として、Buluk Tuffなどの地質試料を対象とした同様の検討を予定している。

口頭

アパタイトフィッション・トラック熱年代学に基づく北上山地の削剥史の推定

梶田 侑弥*; 末岡 茂; 福田 将眞; 横山 立憲; 鏡味 沙耶; 長田 充弘; 田上 高広*

no journal, , 

前弧域は海溝の沈み込みの影響を強く反映する地域であるが、本研究では東北日本弧前弧域の北上山地を対象に、熱年代学の手法を用いて地質学的時間スケールの削剥史を推定した。北上山地の白亜紀花崗岩類において、156.8-70.3Maのアパタイトフィッション・トラック(AFT)年代と、117.3Ma及び122.7MaのジルコンU-Pb年代が得られた。既報データを併せた東西方向の傾向は西方若化を示し、浄土ヶ浜の火成活動による熱影響は認められず、広域的な隆起・削剥史を反映していると考えられる。一様な地温勾配を仮定すると、120-90Maは西側で削剥が速く、90Ma以降は東西で一様になったと推定されるが、これは白亜紀の火山岩類の分布から推定される削剥史とも整合的である。

口頭

ジルコンU-Pb年代測定による谷川岳地域に露出する中新世$$sim$$鮮新世花崗閃緑岩の貫入年代の推定

南 沙樹*; 長田 充弘; 末岡 茂; 福田 将眞; 梶田 侑弥*; 小北 康弘; 横山 立憲; 鏡味 沙耶; 田上 高広*

no journal, , 

花崗岩は一般的に地下数kmから数十kmで形成されるため、数Maの若い花崗岩が露出している地域では極めて速い隆起・削剥が起きていると考えられ、それらの分布はプレート収束境界に集中している。日本国内では、北アルプスの飛騨山脈や南部フォッサマグナの丹沢山地などが挙げられる。谷川岳周辺は、黒雲母K-Ar年代などにより谷川岳花崗閃緑岩の形成時期が中新世から鮮新世とされているが、明確な貫入年代は明らかではない。本研究では、若い貫入岩体である谷川岳花崗閃緑岩(東側岩体1地点と西側岩体2地点)と被貫入側の白亜紀みなかみ花崗閃緑岩(1地点)を採取し、レーザーアブレーション試料導入による誘導結合プラズマ質量分析法(LA-ICP-MS)によりジルコンのU-Pb同位体分析を行った。東側岩体では3.95$$pm$$0.14Ma、西側岩体では3.19$$pm$$0.15Ma、3.32$$pm$$0.15Ma、みなかみ花崗閃緑岩は109.3$$pm$$3.2Maの年代値を得た(いずれも誤差は2$$sigma$$)。みなかみ花崗閃緑岩から得た年代は、付近の白亜紀花崗岩のジルコンU-Pb年代が107から93Maであることと矛盾はない。谷川岳花崗閃緑岩から得られた年代はいずれも同一岩体から報告されている黒雲母K-Ar年代やジルコンFT年代よりも古い。この年代差は、閉鎖温度の違いを反映したものであると考えられ、谷川岳花崗閃緑岩の貫入年代は4から3Maと結論される。ただし、西側岩体と東側岩体のU-Pb年代値は2$$sigma$$の誤差範囲で有意差が認められ、東側岩体が約400万年前に貫入し、その後70-100万年後に西側岩体が貫入したと推定される。

口頭

人の歯のエナメル質の標準試料作成に向けて; 試料処理方法による信号生成効率の比較

戸高 安曇*; 豊田 新*; 舘 萌々子*; 島崎 達也*; 岡 壽崇; 山口 一郎*; 井上 一彦*; 保田 浩志*; 廣田 誠子*; 谷 篤史*; et al.

no journal, , 

人の歯を用いたESR(電子スピン共鳴)線量計測では、吸収線量とエナメル質中の炭酸ラジカル強度の関係(検量線)を用いた検量線法を用いるのが通例であり、この検量線を作成するため、各研究グループは独自の標準試料を準備している。しかし、これらの標準試料は独自のプロトコルに基づいて作製されているため、ある意味では線量計測手順が「標準化」されているとはいえない。そこで国内で共通の標準試料を作製することにした。歯のエナメル質抽出の過程で、作業を行った研究室ごとに検量線の傾き(感度)が大きく違わないことが重要であるという観点から、国内5つの研究室で抽出したエナメル質の吸収線量に対する感度を調べたところ、抽出法に起因すると考えられる差異は認められなかった。

口頭

モンゴルValley of the Gobi Lakesにおける第四紀後期堆積物のOSL, $$^{14}$$C年代測定; ハンガイ山脈における氷河後退への示唆

五十嵐 雄大*; Udaanjargal, U.*; 國分 陽子; 渡邊 隆広; 長谷川 精*; Niiden, I.*; 勝田 長貴*; Davaadorj, D.*; 長谷部 徳子*

no journal, , 

本研究では、モンゴル中南部にあるオルゴイ湖で掘削された長尺コアに石英,カリ長石を対象とした光励起ルミネッセンス(OSL)年代測定と堆積物TOC,植物残査,貝化石を対象とした放射性炭素($$^{14}$$C)年代測定を適用し、年代の比較・検討を行うことでオルゴイ湖における連続的な時間的情報を提供する。石英OSL年代は0.6$$pm$$0.1ka$$sim$$10.7$$pm$$2.5kaの範囲、カリ長石のIRSLは、1.1$$pm$$0.1ka$$sim$$52.9$$pm$$5.0kaの範囲の値が得られた。$$^{14}$$C年代は、1.4ka$$sim$$48.6kaの値が得られた。このように長尺コアに年代軸を与え、オルゴイ湖での環境変動記録を議論する。

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